あなたは私をとりまく日常という“音楽”にとって、
稀有な旋律のひとつなのです。
ハーモニーを奏でるときには、あなたと一緒に。

贈りものをするときに相手の喜ぶ顔が見たい、
心のこもった言葉をそえたい、
そう思う相手はこの地球上で出会えた
スペシャルな存在だと感じているから


モチーフにこめたD[diː]氏の想い

このシリーズに登場する生物は、熊(ニホンツキノワグマ・ニホンミツバチ)、鳥(ブッポウソウ・キオビカオグロムシクイ)、山猫(ツシマヤマネコ)です。この動物や昆虫たちには、D[diː]氏の以下のような想いがこめられています。

現在、環境破壊や変化で、この地球上で絶滅の危機に瀕している、あるいは現に絶滅した動植物の数は増えるいっぽうです。

動植物を愛し、その作品の多くにモチーフとして描いてきたアーティストD[diː]が、このシリーズで絶滅の危機に瀕している動物や植物、昆虫を選んだのは、「あなたの大切で稀有な人を思い浮かべると同時に、この地球上で希少になりつつある存在について、わずかでも気がついてくれたら、それがどんなに小さくても始まりになる」との想いを込めてです。

また、絶滅の危機に瀕している動植物でなくとも、見かけは全く役に立っていないような生き物でさえも、生態系のなかでは肝要な働きをしています。一人一人の個人、個性、種特有の可能性、個体差、それらが合わさり、この惑星でハーモニー(調和)が音楽のように奏でられています。 何かが一つ欠ける度に、この世界を奏でるハーモニーは一音ずつ崩れていき、あるいは不協和音となりつつあるのです。

コンセプトブックについて

商品ひとつひとつに付属されたコンセプトブックは、様々な資料をD[diː]氏自身が読み込み調べ、書き下ろしました。

<参考書籍>
●レッドリスト IUCN、2015年環境省
 IUCN(International Union for Conservation of Nature)...国家、政府機関、非政府機関で構成される国際的な自然保護ネットワーク(世界最大)。
●世界の絶滅危惧生物図鑑/丸善出版/IUCN(国際自然保護連合)編・岩槻邦男、太田英利 訳)
●ツシマヤマネコの百科/データハウス/山村辰美 著・今泉忠明 監修
●ツシマヤマネコって、知ってる?絶滅から救え!!わたしたちにできること/岩崎書店/太田京子 著
●世界の野生ネコ/学研/今泉忠明 監修
●ツキノワグマの話/日本放送出版会/渡辺弘之 著
●人はクマと友だちになれるか?/岩崎書店/太田京子 著
●ニホンミツバチが日本の農業を救う/高文研/久志冨士男 著
●日本ミツバチ 在来種養蜂の実際/農文協/日本在来種みつばちの会 編

D[diː]/ディー

[作家・イラストレーター・アーティスト]
2000年、多摩美術大学在学中に発表した『ファンタスティック・サイレント』を、宮崎駿監督のお墨付きで出版、デビュー。二作目、『キぐるみ』発表で 「ノベルコミック」という文学スタイルを生み出し読者に衝撃を与え、その後も鋭い観察眼と叙情的な文章でシニカルかつスイートな世界感の作品を精力的に創作。小説、漫画、イラスト、ファッション、デザインなど多分野をまたに活動する稀有な存在として、各界の著名人にも支持者が多い。ペンネームをD[diː]という匿名性の高いアルファベットにしたのは、描いている本人のパーソナルな要素(国籍、人種、性別、年齢など)が、作品を見る側に先入観として入り込まないようにという配慮からという理由が大きい。ルミネ新宿・ルミネエスト・ルミネ立川などのキャンペーンビジュアル制作 愛・地球博閉幕1周年記念CDジャケット制作。映画「ジョゼと虎と魚たち」イメージイラスト/タイトルバック作画を担当。近年は絵本出版や商業施設ラッピング、人気ブランドとのコラボやセルフブランドの開発、全国放送のラジオパーソナリティに抜擢され活動の幅を広げている。  D[diː]ウェブサイト


Page Top