伝書紙

でんしょがみ

書いて伝えるための紙、言わば言葉を載せる器

一筆箋としてメッセージを相手に伝えたり、自分に伝えるメモとしても使えます。
「伝書紙」は、書くことで完成する紙です。




書くことで完成する、書いて伝えるための紙

伝書紙は、相手に伝えるための一筆箋として、自分に伝えるためのメモとして使える17.2×8.6㎝の紙です。個性的な紙を使って、そこに施した罫線などのデザインはエンボスなどで控えめに表現しました。それは、書いた言葉が映えるように。相手に、自分に、伝えたいことばが主役となり、ことばが載ることで「伝書紙」は完成します。

ステーショナリーディレクターの土橋 正氏と一緒につくりました

伝書紙は、ステーショナリーディレクターの土橋 正(つちはし ただし)氏をディレクターに迎えて企画した商品です。

⇒土橋正氏に語っていただいた伝書紙誕生STORYはこちら

no.1

●紙:さくらCoC025 ●加工:エンボス
「さくらCoC025」は、山櫻オリジナルの名刺の紙です。平滑度が高く角の直角がキッチリでていること、ヨレにくくするための密度(コシ)の高さが特徴です。

no.2

●紙:ダンデレードCoC ●加工:デボス(罫線部分が凹)
「ダンデレードCoC」は便箋やノートなどに使われる紙です。ダンディマシンという機械を使ってつくった、欧米の紙ではスタンダードなレイド(透かし)が入った、日本製のステーショナリー用紙。どことなく和な雰囲気もただよいます。

no.3

●紙:淡クリームキンマリ ●加工:印刷
「淡クリームキンマリ」は手帳などに使われる紙です。優れた印刷適正と高い不透明度が特徴のため書籍にも適しています。ベーシックなクリーム色が目にやさしく、やわらかい印象です。

no.4

●紙:トモエリバーマット ●加工:印刷
「トモエリバー マット」は辞典などに使われる紙です。分厚くて重いものを コンパクトにする薄くて軽いところが特徴。薄いのに裏抜けしにくくコシの強い丈夫な紙で約款などにも適しています。

no.5

●紙:紀州再生上質 ●加工:エンボス(グレー部分が凸)
「紀州再生上質」は古紙パルプが70%以上配合されているため、ランダムに古紙の破片が含まれた、グリーン購入法適合の紙です。

no.6

●紙:ダイヤバルキー ●加工:エンボス(グレー部分が凸)
「ダイヤバルキー」は絵本や図録などに使われる紙です。ラフな風合いでありながら印刷のインキが均一に着き、深みのある印刷ができることから塗り絵やコミックなどにも使われます。

no.7

●紙:HS画王 ●加工:デボス
「HS画王」はスケッチブックなどに使われる紙です。 ふわっとしたラフな風合いとやさしい手触りで、めくりやすいことから絵本やコミックにも使われています。

no.8

●紙:白夜 ●加工:印刷
「白夜(びゃくや)」は日めくりやデパートの包装紙などに使われる、薄く強度のある紙です。艶面とザラ面があり筆記具との相性の違いがはっきりした紙です。

5周年の節目に企画しました

伝書紙のメインターゲットは男性です、+labのメインターゲットは女性です。(誤解のないように付け加えると、伝書紙は男性用の文具ではなく、男性も違和感なく使えるシンプルなデザインを目指した文具です。)
男性をターゲットとしたことは、5周年の記念にというわけではなく、実はブランド立ち上げ当初から、どこかのタイミングで男性にも手に取ってもらえる文具をつくりたいと考えていました。また、5周年の節目にふさわしい商品の企画をと考えたとき、改めて"文具"と"+lab"について考えてみました。
 "文具" って? "+lab" って? と。
+labが初めて発売した商品は、phocadoとmemowrapです。このふたつの商品は、相手に伝え贈ったり、自分に伝えたりするための商品です。伝えることは、+labブランドをつくるひとつの柱であり、書く道具と書かれる道具は、文具の王道にあるものです。そんな原点を見つめ直すような商品を生み出せたらと考え「伝書紙」が誕生しました。

書いて伝えるための紙。言わば、言葉を載せる器。

伝書紙を表現するためのことばを、ディレクターとしてご一緒した土橋氏から受け取りました。 意図せず、+labの母体となる山櫻のロゴマークのコンセプトと重なりました。
山櫻のロゴマークのさくら色の四角は、山櫻を生ける花瓶。
その形は情報を印刷してはじめて完成する、名刺や封筒に見立てています。花瓶は生けられた花が主役であり、それをより美しくみせるものでもあります。さくら色には、山櫻もお客様にとってそんな花瓶のようでありたいという思いがこめられています。
伝書紙もまた、書くことで完成する紙であり、書いた言葉が映えるようにデザインされている、言わば、言葉を載せる器なのです。そんなところも5周年の節目にふさわしい商品が誕生したと感じています。

⇒土橋正氏に語っていただいた 伝書紙誕生STORYはこちら

+labのdenshoシリーズ

書いて伝えるための紙「伝書紙」をはじめとしたシリーズです。相手に伝える、自分に伝える…様々な場面での“書いて伝える”を考えたこのシリーズは、シンプルで機能的なデザインで、オフィスやプライベート、男性や女性問わず使っていただけます。


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