山櫻が運営する名刺と紙製品の博物館「SAKURA TERRACE(サクラテラス)」では、地域の子供達や紙に興味のある方などを対象にしたワークショップを企画し、地域との交流や紙の文化、伝統を伝えるコミュニケーションの場を提供しています。
また、和紙や活版印刷など印刷業に関連の深いテーマから、江戸切子や屏風、染物、人形などといった伝統文化に関連する幅広い職人の「匠の技」を広く国内外に知ってもらうため、トークショーやコーディネート活動を行っています。
「環境」と「書」のコラボイベント
夏休みこどもクラフト教室
活版印刷の体験学習
2004年から人間国宝九代目 岩野市兵衛氏が丹精込めて漉いた、1500年以上の歴史のある「越前
人間国宝九代目 岩野市兵衛氏が生み出す越前生漉奉書は、伝統の技法を守り続け、一切の薬品を使用せず、また頑なに機械を使わず終始手によって漉き上げており、その強靭さからも国内のみならず海外の浮世絵木版・現代版画等の愛好者による注文が絶えません。版画摺りの場合にも、楮の繊維不純物澱粉質などを徹底的に洗い落とすことで300回の摺りにも堪え、紙が伸縮しない特色は他にその類をみません。先代 (八代) の市兵衛氏が漉いた紙はピカソも愛用していたことで有名です。
「人間国宝名刺」は高級感があり、しかも実用的な名刺というのが、社内表彰などの贈呈品や退職者への記念品、海外のお客様へのプレゼントに他にはないオリジナルの贈り物として人気があります。
2014年11月に、日本政府が推薦した「和紙・日本の
私たちは、全国手漉和紙連合会の賛助会員の一員として、伝統工芸の継承、地域経済の発展に貢献するために、2016年1月より新たに日本各地の手漉和紙を使った名刺をラインナップに加え、手漉和紙の普及活動を行っています。
黒谷和紙名刺 |
京都府綾部市黒谷町 |
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越前和紙名刺 |
福井県越前市 |
石州和紙名刺 |
島根県浜田市三隅町 |
土佐和紙名刺 |
高知県土佐市/吾川郡/高岡郡/香美市/長岡郡 |
伊予和紙名刺 |
愛媛県四国中央市 |
美濃和紙名刺 |
岐阜県美濃市 |
小川和紙名刺 |
埼玉県比企郡小川町/秩父郡東秩父村 |
出雲民芸紙名刺 ※2019年5月21日発売 |
島根県松江市八雲町 |
軍道紙名刺 ※2019年7月22日発売 |
東京都あきる野市 |
古来から受け継がれてきた伝統文様は、その造形が美しいのはもちろんのこと、先人たちの大切な思いや願いが込められています。しかし、現代の暮らしの中では、そのような伝統文様の本当の価値に触れる機会が減ってしまっているのが実情ではないでしょうか。
2015年よりサービスを開始した、セレクトアイテムと名刺がつくれるサイト「TSUTAFU(ツタウ)」では、伝統文様や伝統色を現代風にリ・デザインした商品を展開しています。また、伝統文化を大切にし未来に伝える活動を行っている各企業様と協力しながら、商品やデザインを通して、伝統文様や伝統色に込められたメッセージを、その様式美とともに、今、そして未来へと伝えることを目指しています。
2018年5月10日より、東洋美術印刷株式会社が展開する伝統文様のデザイン・ライセンス・ブランド「
「文様百趣」は、東洋美術印刷株式会社が所有する2,200点以上に及ぶ伝統文様のデジタルデータ・アーカイブを、現代の私たちの暮らしに寄り添うデザインに最適化することで、こころ豊かなくらしを彩ることを提案するデザイン・ライセンス・ブランドです。
2019年6月20日より、こだわりの手作り御朱印帳を制作、販売している「京はし 満津金」とコラボし、パーソナルカラーと伝統文様の御朱印帳「GOSHUIN PERSONAL COLOR MONYO100」を企画し、TSUTAFU(ツタウ)にて販売しています。
「京はし 満津金」は、昭和6年(1931年)創業の金陽社印刷所が運営するお店で、店主である三代目 細田剛氏いわく「京橋で生まれ育ち、印刷業を営む私達だからこそできることを発信していきたいと考えて開いた」というこのお店では、江戸の美意識や洒落に漂う、さり気なさと、京橋に宿る町の記憶を、四季折々の日本の伝統を織り込みながら、印刷を通して表現しています。ここでは、神社仏閣めぐりのおともにぴったりの御朱印帳をはじめ、細田氏が「江戸具」と呼ぶ一筆箋や手ぬぐいなど、江戸以来の町、京橋にゆかりの深い「竹河岸」「大根河岸」「町火消」「擬宝珠」「京橋川」「広重」「江戸歌舞伎」を画題にして、印刷のしきたりや習わしに従い、10年、20年経っても変わることのない価値観を志したモノたちに出逢えます。
2019年9月2日より、石川県金沢市にあるアトリエ C-Brain(シーブレーン)が展開する腕時計ブランド「はなもっこ」の取り扱いを、オンラインショップ TSUTAFU(ツタウ)にて開始しました。さらにTSUTAFUでは、パーソナルカラータイプ別に文字盤とベルトの組み合わせが楽しめる特設サイトをオープンしております。
「はなもっこ」は、約1400年以上、素材や技法が変わることなく現代まで受け継がれ、使い続けられている世界でも類を見ない日本の伝統的な美しい絵具「
山櫻では、2008年の10月に「名刺と紙製品の博物館 サクラテラス」のオープニング企画展として「山櫻の年賀状~昭和から平成へ~」を開催して以降、年賀状展を毎年開催しております。
この企画展では、動物をメインにした年賀状を世界中から集めて展示したり、日本で初めて発売されたお年玉付き年賀状や、活版印刷の年賀状だけを集めた展示、時代を限定して集めた年賀状を展示するなど、毎年様々なテーマで年賀状を展示しています。
明治・大正・昭和の子歳年賀状と 逓信省から世界へ送った年賀状展 2019.12.2 mon ― 2020.1.24 fri 山櫻本社 |
明治・大正・昭和の干支(子年)の年賀状と、逓信省(現在の日本郵便)が世界へ向けて送った年賀状を展示しました。 ![]() |
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明治・大正・昭和の亥年年賀状と 江戸時代の年賀の書状展 2018.12.3 mon ― 2019.1.18 fri 山櫻本社 |
明治・大正・昭和のユニークな亥歳年賀状の展示を通して、印刷技術やデザインの変遷。また、郵便制度ができる前の江戸時代初期と末期の年賀の書状2通を展示しました。 ![]() |
明治・大正・昭和の戌歳年賀状と 宮武外骨展 2017.12.1 fri ― 2018.1.19 fri 山櫻本社 |
明治・大正・昭和の干支(戌年)の年賀状と、戦時中東京大学の図書館にこもって絵葉書の整理をしていたという逸話の残る宮武外骨氏の「滑稽新聞定期増刊 1月号」を展示しました。 ![]() |
明治・大正・昭和の酉年年賀状と作家 お年玉付き年賀状と林正治展 2016.11.1 tue ― 2017.1.20 fri 山櫻本社 |
明治・大正・昭和の干支(酉歳)の年賀状に加え、年賀状のデザインをした作家と今日のお年玉付き年賀状の基を考えた林正治氏にスポットをあてた展示を行いました。 ![]() |
申歳年賀状と 明治・大正・昭和のビジネス年賀状展 2015.12.1 tue ― 2016.1.22 fri 山櫻本社 |
木版刷りが美しい明治時代の年賀状、印刷技術の進化とともに華やかなデザインが増えた大正時代の年賀状から、現代の誰もが知っている年賀状など、幅広い年賀状作品を展示しました。 ![]() |
未歳年賀状と動物の絵葉書 2014.11.25 tue ― 2015.1.16 fri サクラテラス |
明治・大正・昭和の未歳年賀状と、100年以上前のヨーロッパの動物をモチーフとした絵葉書を展示しました。 ![]() |
午歳年賀状と活版印刷の年賀状 2013.11.25 mon ― 2014.1.17 fri サクラテラス |
明治・大正・昭和の木版印刷された午歳年賀状と、素材集のような感覚で販売されていた活版の図版を利用してつくられた活版印刷の年賀状を展示しました。 ![]() |
巳歳年賀状と 明治時代のドイツの絵はがき 2012.11.26 mon ― 2013.1.18 fri サクラテラス |
明治~昭和の巳歳年賀状と、19世紀末~20世紀初頭、印刷技術の向上に伴って起こったヨーロッパの絵はがきブーム、印刷発祥の地ともいわれるドイツの絵はがきの美しい世界を展示しました。 ![]() |
辰歳年賀状と ヨーロッパの父からの手紙 2011.11.28 mon ― 2012.1.20 fri サクラテラス |
明治・大正時代の辰歳年賀状と、ヨーロッパに赴任していた父から日本の妻と娘に宛てた手紙(絵はがき)を展示しました。 ![]() |
卯歳年賀状と西洋のカード 2010.11.15 mon ― 2011.1.28 fri サクラテラス |
昭和2年の趣味交換会で交わされた木版摺りの年賀状や 、大正4年にメーカーから市販された干支にちなんだ年賀状を中心に卯歳の年賀状を展示しました。また、同じ時代の西洋の年賀状をモチーフとなる幸運のアイテムの紹介とともに展示しました。 ![]() |
明治・大正の年賀状 2009.11.9 mon ― 2010.1.29 fri サクラテラス |
明治期の賀詞と名前だけのシンプルなものから、現代のような華やかな年賀状へと変遷してきた年賀状。様々な図柄が施されるようになった大正期の年賀状を中心に、明治期の貴重な年賀状、子供や企業、そしてユーモアたっぷりの年賀状などを展示しました。 ![]() |
山櫻の年賀状 ~昭和から平成へ~ 2008.10.1 wed ― 2009.1.30 fri サクラテラス |
「名刺と紙製品の博物館 サクラテラス」のオープニング企画展として、当社オリジナルの歴代年賀状を、また昭和10年頃の名刺箱や名刺の見本帳を展示しました。 ![]() |