カーボンニュートラルへの取り組み

当社は、2050年カーボンニュートラル達成の目標を掲げています。

この目標に向けて、省エネ等の推進から更に歩みを進めるべく、2023年6月1日より、自社製品工場である「八王子の森工場」で使用する電力を、すべて再生可能エネルギーにより発電された「グリーン電力」*注1に切り替えました。これにより当工場で製造される名刺・封筒等の紙製品は「グリーン電力」が活用された製品となります。*注2

また、2024年4月からは自社物流センターである「Sakura Cube」で使用する電力も「グリーン電力」に切り替えました。さらには工場と物流センターにおける自社車両のガソリン、軽油などの燃料使用分もカーボン・オフセットを開始し、Scope1、Scope2*注3のCO2排出量実質ゼロ化*注4を実施しました。これによりCO2排出量は双方合わせて年間約1,100t以上が実質ゼロ化となることを見込んでいます。

*注1 太陽光・風力・水力・バイオマス・地熱などの「再生可能エネルギー」から発電される電力のこと。
*注2 製造に関わる電力が該当し、調達品目である原紙抄造に関わる電力については非該当。
*注3 Scope1は自社での化石燃料の使用による直接排出のことで、Scope2は他社から供給された電気、熱、蒸気の使用による間接排出のこと。
*注4 省エネ推進による削減、電力の再エネ化、カーボンクレジットによるオフセットといった手法を用いて実施。
八王子の森工場
SAKURA CUBE

日本では、2020年10月に脱炭素社会の実現を目指す「カーボンニュートラル宣言」があり、2050年までの脱炭素社会の実現を目指しています。当社は、国が目指している脱炭素社会への転換、サステナブル社会の実現に企業として貢献していきたいと考えおり、この取り組みを推進していきます。

以降も順次省エネ活動の推進や再生可能エネルギーの利用を各拠点へ拡大し、製品・サービスにも展開していく予定です。

山櫻のグリーン電力工場・物流センターは「グリーン電力証書システム」を通じて実現しています

グリーン電力

前述のように、グリーン電力とは、太陽光・風力・水力・バイオマス・地熱などの「再生可能エネルギー」から発電される電力のことです。

再生可能エネルギー由来の電気は、「電気そのものの価値」の他に、CO2排出抑制や、そのCO2排出抑制が再エネ電源に由来するものである訴求が可能といった「付加価値」を併せ持った電力と言えます。
これを「環境付加価値」と呼んでいます。

この「環境付加価値」を、電力と切り離して「グリーン電力証書」という形で購入し、通常使用している電気と組み合わせることで、環境にやさしい価値を持つグリーン電力を使用しているとみなすことができます。

山櫻は、東京電力エナジーパートナー株式会社より、グリーン電力証書と電力そのものをセットで購入しています。 また、グリーン電力証書は、第三者機関である一般財団法人日本品質保証機構の認証を経たうえで、グリーン電力証書発行事業者の日本自然エネルギー株式会社が発行します。

「八王子の森工場」と物流センター「Sakura Cube」では、グリーン電力に変更する前は、毎年1,100t以上のCO2を排出していましたが、グリーン電力は発電時にCO2を排出しないと考えられているため、これが実質ゼロになりました。

◎2023年6月1日から2025年3月31日の期間は、建築端材等を燃料とした木質バイオマス発電によるグリーン電力を使用しています。

グリーン電力購入実績 詳細

期間:2024年4月1日~2025年3月1日

グリーン電力購入実績
※1 オンデマンド印刷・断裁加工が対象です。
※2 オフセット(名入れ部分)・オンデマンド印刷・断裁加工が対象です。

省電力の推進と再生可能エネルギーの活用

私たちは、電力の使用量およびCO2排出量の削減のために施設のLED化を進めています。また、デマンドコントロールシステムの導入により、空調の設定温度を定め節電しています。

LED化を完了した拠点
新富本社・Sakura Cube・八王子の森工場・東京支店・五反田支店・大宮支店・名古屋支店

節電対策

再エネ100 RE Action への参加

「再エネ100宣言 RE Action(アールイーアクション)」に登録されました。

山櫻は「八王子の森工場」と物流センター「Sakura Cube」で使用する電力を、すべて再生可能エネルギーにより発電された「グリーン電力」に切り替えました。この取り組みや、今後の全事業カーボンニュートラルに向けた目標の設定と公表により、参加が認められました。

再エネ100宣言 RE Actionとは

企業・自治体・教育機関・医療機関等の団体が、使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示し、再エネ100%を促進する、国内の新たな枠組みのことです。
※再エネ100宣言 RE Actionの詳しい情報はこちらをご確認ください。
https://saiene.jp/


「再エネ100宣言 RE Action」への登録によって、山櫻はカーボンニュートラルに向けてさらに積極的に取り組んでまいります。

カーボンニュートラルの取り組みに貢献できる製品を企画・開発しました

カーボンニュートラル製品

脱炭素の取り組みに貢献

製造過程までで発生するCO2排出量(原材料調達・生産・輸送まで)を、再生可能エネルギー電力の活用と、J-クレジットによるカーボン・オフセットを行い、CO2排出量を実質ゼロにしたカーボンニュートラルな製品です。

〈J-クレジットとは〉 省エネルギー機器の導入や森林経営などの取り組みによる、温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。

カーボンニュートラル製品
このトピックに関連するSDGsの目標
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 13 気候変動に具体的な対策を
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