近年、無計画な森林伐採や違法伐採により、世界の森林面積は減少しています。この現状を踏まえ、森林減少を抑制するために生まれたのが、FSC®認証制度です。
私たちは、業界に先駆けて2006年にFSC®認証を取得し、その取り組みを続けてまいりました。現在は、「選択してもエシカル」「選択しなくてもエシカル」をキーワードに、私たちの取り扱うすべての既製品をエシカルな素材でできた製品へ変えていくことを目指しています。
■ 森を適切に管理しないと次のようなリスクが考えられます。
現存する森林の面積は、2015年から2020年の間に、平均で年間1020万ha減少。これは、サッカー場の面積で計算すると、2.2秒でサッカー場1面分の森林が失われていることになります。※1
2007~2016年に人類のさまざまな活動によって排出された温室効果ガス(GHG)のうち、約23%は農業、林業およびその他土地利用転換に起因しています。※2
現在でも、世界では約3億5000万人が、森林またはその周辺で生活しています。※3中でも先住民族にとって森林破壊は脅威であり、森林の土地使用権をめぐって多くの紛争が起きています。
許可された量・サイズ・樹種以外の木材や禁止地域で伐採された木材等の違法伐採木材を使うことは、企業の社会的信頼を失うリスクがあります。欧米で違法木材を取り締まるかなり厳しい法律が施行されたことにより、比較的規制の緩い日本や中国に違法木材が流れてきている可能性があります。
出典:FSC®ジャパン ビジネスパンフレットより抜粋
※1 FAO「Global Forest Resorces Assesment 2020」より算出
※2 環境省 2020年度 IPCC「土地関係特別報告書」の概要
※3 FAO「The State of the World's Forests 2020」
FSC®が定めた規格をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された林産物や、その他のリスクの低い林産物を使用した製品にFSC®ラベルを付け、認証製品として販売できる制度です。FSC®ラベルを目印に認証製品を選んで購入することで、認証された森林資源への需要が高まり、適切に管理された森林の拡大につながります。
FSC®認証は、森林の管理を認証するFM(Forest Management)認証と、加工・流通過程の管理を認証する、CoC(Chain of Custody)認証の連鎖から成り立っています。FSC®認証製品が消費者の手に届くまでには、最終製品になるまでの生産、加工、流通に関わるすべての組織が認証を受 けなくてはなりません。また、FSC®認証の審査・発行はFSC®ではなく、ASIから認定を受けた独立した第三者の認証機関が行います。
※動画の最初と最後に大きめの音が鳴りますので、再生の際は音量にご注意ください。
FSC(R)認証紙製品の詳しい資料はこちらをご覧ください
http://contents.yamazakura.jp/cms/trad/PDF/products/digitalbook/FSCcatalog.pdf
FSC認証紙は、企業の「環境報告書」や「CSR報告書」をはじめ、雑誌などの定期刊行物にまでその用途が広がっています。また、FSC®の認証制度は国際的な取り組みであることから、FSC®ロゴの入った名刺や封筒を使用することで、世界に通用するグローバルな環境PRが可能です。山櫻では、FSC®認証マーク入りの製品とマークなしの製品を取り扱っております。品名に「CoC」と付いている製品はすべてFSC認証製品です。
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FSC®応援プロジェクト |
2019年2月27日に、三菱製紙販売株式会社が運営するWebメディア「FSC®応援プロジェクト」に、弊社マーケティング部門 高崎・岡田のインタビュー記事が掲載されました。「業界を牽引する老舗メーカーとして、環境と品質をあわせた商品を届ける」と題して、FSC®認証取得のきっかけや経緯、今後の展望などが語られております。 |
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