非木材紙製品

非木材紙製品

非木材紙の利用で森林の過剰伐採を軽減

私たちは、1990年に業界に先駆けて再生紙を使用した名刺を作り始めて以降、名刺原料に木材を使わない“非木材紙”へのニーズも出てきたことから、1993年に非木材紙を使用した製品をラインナップに追加いたしました。

非木材紙とは

「非木材紙」は、針葉樹および広葉樹以外の植物繊維を原料としてつくられています。非木材紙を利用することは、森林の過剰伐採を軽減することにつながりますので、環境配慮の取組みを個性的にPRしたい方におすすめです。また、非木材紙は、木材紙にはない独特な肌合いを持った種類が多いことも魅力です。便箋や卓上カレンダー、包装紙のほか、学園祭やイベントの容器トレイや紙コップに使用されるなど、様々な用途、場面で活躍しています。

非木材紙の種類

竹害の解決につながります

「竹害」とは、竹林が放置され、森林や里山に侵入していくことです。
管理されない竹林はその旺盛な成長力から森林や里山に侵食します。 今、放置竹林の拡大により、日本各地で森林内や周辺の生物多様性の低下や、森林の保水力の低下、それによる土砂災害・土砂崩壊への影響が社会問題となっています。

この問題を解決するには、竹の有効活用が不可欠です。

荒れた竹林

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※動画の最初と最後に大きめの音が鳴りますので、再生の際は音量にご注意ください。

竹林整備で伐採された竹を使用しています

竹は中が空洞のため、伐採、運搬、チップ加工等、木材に比べて非効率で、日本の製紙会社ではほとんど扱われていません。そのような中で、ある製紙会社がタケノコ農家、チップ工場の協力を得ながら、竹の集荷体制を築き、生まれた紙を使用している製品を作りました。

原料の竹は、竹林整備で伐採されたものです。伐採された竹は土に還るまで5年以上かかるため、積まれたままか、細かく粉砕してまくか燃やすなどして土に還されていました。

国産竹の活用は、地域の竹林管理、隣接する森林や里山の保全再生、生物多様性の保全に役立つとともに、竹に新たな価値を見出し、地域経済にも貢献します。

竹を使う効果

国産竹を有効に活用します

日本の竹林面積は、2012年には約16万ha(全森林の 0.6%)となっており、長期的に微増傾向で推移しています。当社の製品は、主にその製紙会社の工場のある鹿児島県産の竹と森林認証パルプを使用しているため、国内の資源の有効活用に繋がります。

竹林の面積は年々増加傾向にある
印刷イメージ

製品に竹マークを印刷できます。
※実際の製品にはマークと文言の印刷はされておりません。

印刷イメージ

わたしたちの非木材(竹)紙製品

竹ホワイトCoC封筒
封筒 竹ホワイトCoC
名刺 4号 竹ホワイト100
名刺 4号 竹ホワイト100
名刺 10面付 竹ホワイト100
名刺 10面付 竹ホワイト100
この製品で貢献できるSDGsの目標
12 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任つかう責任
15 陸の豊かさも守ろう

バガス

バガスとは、サトウキビから砂糖やバイオマスエタノールを生産した後に排出される、茎や葉などの絞りカスです。廃棄されてしまうバガスを紙の原材料として使用しているため、廃棄物の有効活用につながります。また、サトウキビは多年草の植物のため木材の使用量を抑えることができ、木材資源の保全にもつながります。

バガス

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サトウキビのエシカルな特徴

サトウキビは暖かい地域が栽培に向いており、現在、国外では、ブラジル、アメリカ、中国、タイやインドで、日本では、主に沖縄県と種子島などの鹿児島県の南西諸島で栽培されています。

台風や強風で倒れても立ち上がり、水不足で葉が枯れても雨が降れば新しい葉を出す、自然災害に強い作物です。 干ばつが起こりやすい沖縄県と鹿児島県南西諸島にとっては、他に代えることができない地域の経済・社会を支える重要な作物です。

また、サトウキビは二酸化炭素をたくさん吸収して、たくさんの茎や葉をつくる能力を持っています。日光が強ければ強いほど、効率よくたくさんの光合成ができる作物です。

サトウキビのエシカルな特徴

廃棄されているバガスの有効利用

世界でサトウキビは年間約12億トン生産されており、そこから約1億トンのバガスが発生します。 バガスは、燃料や家畜の飼料などとして一部利用されていますが、産業廃棄物となっているものも少なくありません。

この廃棄されているバガスを利用し、紙の原料にしたものが「バガスパルプ」です。資源として再利用でき、森林の代わりに使うことで、木材の使用量を減らすこともできます。

廃棄されているバガスの有効利用

環境に配慮した紙づくり

山櫻で使っているバガスパルプを作る工場では、紙を作る工程も環境に配慮しています。

まず、バガスパルプの海外の生産工場では、隣接する砂糖工場からベルトコンベアーでバガスが運ばれるため、伐採、採集、集荷、運搬でエネルギーを必要とする木材と比べて、CO2の排出を抑えることができます。

さらに、バガスパルプ工場の電力の一部は、バガスを助燃剤とするバイオマス発電で補っています。

また、漂白工程において塩素を使用していないので、海や川を汚染しません。

国内の製紙工場では屋上にソーラーパネルを設置し、電力に活用したり、富士山伏流水の循環を利用したクリーンエネルギーを空調の一部に使用したりと、幅広くSDGsの目標達成につながる取り組みがなされています。

近隣の農家と共に

バガスパルプの供給元では、近隣のサトウキビ農家に対して農業技術の教育や、設備システムの提供を行っています。

私たちの非木材紙(バガス)製品

名刺 ニューバガス ホワイト
名刺 ニューバガス ホワイト
ミエナイバガス封筒
封筒 ミエナイバガス
この製品で貢献できるSDGsの目標
2 飢餓をゼロに
4 質の高い教育をみんなに
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8 働きがいも経済成長も
12 つくる責任つかう責任
15 陸の豊かさも守ろう
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