私たちは、再生紙を利用した名刺用紙の販売を業界に先駆けて開始して以来、非木材紙、間伐材、森林認証紙といった環境性の高い原材料の利用を行ってきました。そして最近では、環境保護から一歩進んだ形での社会貢献も視野に入れた製品開発にも力を注いでいます。私たちは、東北コットンプロジェクトに賛同し、会員企業の一員として参加しています。
人と人、人と企業、そして企業と企業の出逢いをつなぐ「名刺」や「封筒」。そんな私たちの紙製品で「東北コットンプロジェクト」の活動や理念が、もっとたくさんの人とつながることを願っています。
「東北コットンプロジェクト」とは、東日本大震災の津波被害により稲作が困難になった農地で綿を栽培し、さらに紡績、商品化、販売までを一貫して行うことで東北での新規農業形態を支援する共同プロジェクトです。
津波による塩害が発生した2011年、宮城県平野部で塩に強いといわれる綿花を植え、農家さんをサポートしながらこれまでなかった綿畑を東北に作り出すこのプロジェクトで作られた製品はシャツ・ジーンズ・タオルなど年々増え続け、現地農家さんの努力で2016年度は収穫量が1トンを越えました。そしてそのラインナップに当社の紙製品(名刺・封筒)が加わりました。綿をつくることで、被災地と言われた土地に新たな産業を作り出しています。