東京支店の営業として、印刷会社や印章店など約70社のお客様を担当しております。営業エリアは担当しているお客様の所在地により、文京区、豊島区、荒川区、台東区など各地をルート営業しています。
ご依頼いただく内容として、名刺や封筒などの既製品もありますが、多くは封筒に印刷をつけた加工品や手提げ袋などの特注品です。
エンドユーザーである一般企業様は食品関係や製造業などさまざまなので、お客様である印刷会社の担当営業の方には業態によって提案方法を柔軟に変えるようにしています。お客様の営業スタイルに合わせて行動し、車で1日約15件ほど訪問します。
帰社後はお客様から頂いた加工案件の見積り・手配などの業務、お客様に納品する前に納本※のチェックなどを行います。外出することが多いですが、貸与されているiPadで、社内間の連携、そしてお客様からのご要望にスムーズに応えられる環境にあります。
※印刷物の最終仕上がりの見本。お客様が注文した数量とは別に、お客様と営業の元に納められる。
お客様がどのような商品を求めているかをしっかりと聞くことが大事です。例えば「何を入れるための封筒か」ということを知ることによって、考えられるリスクを事前に回避することもできますし、仕様以上のご提案をすることもできます。お客様から頂いたご注文通りの仕様で作ることも重要ですが、他社と競合する場合も多いので、常に何が最善なのかを考え、必要に応じてご要望以上の提案をしていきたいと思っています。
以前、印刷物の案件で印刷データに不備があり印刷工程へ進めないことがありました。データに不備があるとデータの修正・再入稿が必要となり、結果的に納品日が延びてお客様にご迷惑をおかけすることになってしまいます。
そんなとき「印刷の知識・データの知識を身に付けよう」と思い独学で勉強しました。営業はお客様からの注文を頂くことが中心と考えられることもありますが、お客様の抱えている課題をいかに一緒になって解決するかということが大切になるので、身につけたほうがスムーズに進む知識に関しては、どんどん吸収しています。
印刷知識・データの知識・Adobe Illustrator※の簡単な操作を身につけたことによって、データの不備を自ら発見した際は、取引先のオペレーターの方と直接話ができるようになり解決までのスピードがより速くなりました。
※アドビシステムズが販売するベクターイメージ編集ソフトウェア(ドローソフト)。
担当しているお客様に自分の名前を覚えてもらえないということがよくありますが、日々のコミュニケーションや対応など一日一日の積み重ねがその後の関係性に活きてきます。進行中の案件のみではなく、日頃からお客様が抱えている課題に対して耳を傾ければ、いざというときに「この人ならなんとかしてくれるのでは」と選んでいただける存在になります。お客様に名前で呼んでいただけたときはとても嬉しく感じます。
私たちのお客様は一度の案件でお取引きが完結するということがほぼありません。短くて1年、長い場合では10年以上のおつきあいになるお客様もいらっしゃいます。定期的にコンタクトを取りながら継続的な関係を築き、パートナーとして寄り添った提案をすることを心がけています。お客様のニーズにどれだけ応えられ満足していただけるか、さらに今後、どれだけ期待していただけるかを意識して取り組んでいます。
仕事をするうえでは、会社全体が「全員営業・全員サポート」というチームワーク意識が強いので、困難に感じられた課題に対しても「まずやってみよう」という姿勢で取り組んでいます。一人ではできないことも、困ったときは周りがサポートしてくれますし、自分もそうしたいと思っています。山櫻に入社してからその雰囲気は一貫しているので、入社して以来長く働けている理由もそこにあると思っています。
マネジメント力の向上です。個の発想で課題や問題の解決を考えるのではなく、会社全体の目標達成に向けての取組みを意識し、組織を強くする広い視野を持った一員になりたいです。そのためにも、支店間の情報交換の場を大切に、よいところを吸収し続けていきたいと思っています。
休日は家族の時間を大切にしています。子どもとふれあい楽しく過ごしております。
※掲載内容は取材時点のものです。