INTERVIEW

2005年度新卒入社
佐藤 有希
ロジスティックス部門(物流管理)
課題は物流コスト削減。
育休明けに感じた働く喜び。

私の役割

仕事内容について教えてください。

私の所属するロジスティックス部門は、物流統括グループ、物流業務グループ、工務統括グループの3つのグループから組織されており、新木場のSakura Cube(サクラキューブ)という物流センターに勤務しています。Sakura Cubeは、既製品を在庫する倉庫機能と、物流拠点としての機能を備えています。
私はその中の物流統括グループ 物流管理チームに所属し、主に運送手配業務を担当しています。

Sakura Cubeからは、各拠点の営業が受注したものからWeb受注したものまで、既製品・加工品を問わずあらゆる山櫻の製品が出荷されます。お届け先は、山櫻の取引先の大部分を占める印刷会社、その他一般企業、一般消費者と全国多岐にわたり、使われる運送便もさまざまです。山櫻のルート便もありますし、一般の方にもよく知られている宅配便も利用します。中には、封筒数万枚といった通常の運送便では対応できない物量の案件もあるので、チャーター便を手配することもあります。そういった多様な案件に合わせた運送の見積り、手配、伝票処理などを行うのが私の仕事です。

最適な運送便を選択し、安全・確実で高いセキュリティレベルを確保しつつも、コスト削減に努めるのがミッションです。
※トラックを1台以上貸し切った運送便のこと。

必要な知識

今の仕事をするうえでどういった知識やスキルが必要だと思いますか?
またどのように身につけましたか?

営業部から見積り依頼を受けると、どういった便が安価でより早く、安全に届くのかを考えます。各運送会社のサービスの種類もさまざまですので、依頼内容に対してどのサービスが適しているかを判断することが求められます。特にチャーター便の手配の際は、そのトラックにどれだけ積載できるかということだけでなく、荷物の受け取り側の駐車スペースなども考慮する必要がありますので、随時確認しながら手配を進めます。
先輩や前任者の方々に教えていただきながら、ときには各運送会社に問い合わせたりして、徐々に知識を蓄えていきました。
さまざまなことに対応しているうちに、このトラックは横が開くからこのくらいのスペースが必要だとか、この商品だと1パレットに3万枚乗るなど、マニアックな(笑)知識も自然と増えていきます。

この業務に携わるようになってから、物流関係のニュースには敏感になりました。新しい運送便のサービスが出たり、廃止になったりといったことは、運送コストにかかわる重要なニュースです。地震や大雨などの災害が起こると、一部地域への配達が不可能な状態になることもあるので、情報収集は欠かせません。正しい情報を収集し、全社に情報をメール配信するスピード感も求められます。

また、実際に製品を出荷する際は、物流業務グループで出荷の準備ができるタイミングを確認して、運送便を手配する必要があります。そこの連携は重要になるので、日頃から密にコミュニケーションをとっています。

産前産後休暇・育児休暇と復帰後の仕事について

佐藤さんは、2015年に産前産後休暇に入られていますが、
取得するにあたり不安や迷いはありませんでしたか?

実はとても悩みました。プライベートで付き合いのある友人は、皆仕事を辞め育児に専念してとても楽しんでいる様子だったので、日々成長する我が子の姿を見届けられるのは素敵なことだと思いましたし、一方で仕事を辞めたくない気持ちもあり、かなり揺れ動きました。
ただ、ちょうど私が産休に入るよりも前に、同じ部署で2人の同僚が産休育休を取得していました。経験者が近くにいたことは、決断するうえで大きな後押しになりました。1人目の同僚は復帰していたので、いろいろと話を聞かせてもらいました。
初めての子供ということ、早くから保育園に預けることなど、育児の心配は尽きませんでしたが、職場の方々があたたかく、賛同してくれたことがとても心強かったです。

1年弱の期間を経て時短勤務で復帰されていますが、実際に復帰して苦労したことはありますか?
どのようにそれを解決しましたか?

想像していたとおりですが、日々時間に追われ大変です(笑)。
最初のうちは、子供も私も体調を崩して休むことも多かったので、職場に迷惑を掛けることもありましたし、保育園に預け始めたのは、まだ話すこともできないような生後8か月のころだったので、大泣きする我が子を保育園に預けるのは可哀そうなことなのかなと、復帰してからも悩むことがありました。

しかし、復帰して気づいたことは、「仕事が好き」ということ。以前にもまして仕事が楽しく、働ける喜びを感じています。家で子供と1対1で一日中過ごすよりも、社会との接点を持ちながら育児するほうが私には合っている、あのとき辞めなくてよかったと今なら思えます。悩むこともありますが、そういうときは、子供も保育園で頑張っているのだから、自分で決めたことなのだから、私も仕事を頑張ろうと自分を奮い立たせます。

また、私の周りでは引き続き、産休育休を取得し時短勤務で復帰する社員が増えています。急遽休むことになるメンバーもいますが、いざというときにフォローしあえるよう、定期的に勉強会をして互いの業務を把握するよう努めています。

WHAT YOU WANT TO CHALLENGE 挑戦したいこと

一番の課題はコスト削減なので、常に最新情報を取得しながら、最善の運送を提案していけるようにしたいです。また、私の場合は時間が限られているので、時間内になるべく多くの業務をこなせるよう、業務改善を継続していきたいと思います。

SCHEDULE ある一日のスケジュール

AM
  • 9:00
    出社 朝礼、メールチェック、ネット受注処理
  • 10:00
    伝票処理、運賃見積り
  • 11:00
    売上処理
  • 12:00
    昼食
PM
  • 12:50
    伝票処理、運賃見積り、チャーター便手配等、資料作成
  • 16:00
    発送業務の締め作業、データ処理
  • 17:00
    退社

※掲載内容は取材時点のものです。

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