小さな博物館

名刺と紙製品の博物館

サクラテラスは「名刺と紙製品の博物館 〜SAKURA TERRACE〜」として、東京都墨田区の「小さな博物館」に認定されています。この「小さな博物館」は、墨田区の事業として1985年に始まった「すみだ3M運動」のひとつで、区を象徴する産業と文化に関する貴重なコレクションを展示・公開し、産業のPRに役立てる運動です。

すみだ3M運動について

小さな博物館

「名刺と紙製品の博物館~SAKURA TERRACE~」では、名刺文化の歴史に加え、和紙名刺、活版印刷名刺など多様な仕様の名刺を紹介しています。さらに、幕末から明治期にかけて官僚・外交官として活躍した人物の実物名刺を特別な許可を得て展示しています。

名刺を「ビジネスツール」としてだけでなく、時代背景や紙文化、印刷技術の変遷を映し出す文化的資料として捉え直す内容で、名刺の持つ価値を多角的に伝える場となっています。

展示紹介

「名刺の歴史」を時代背景とともに紹介

「名刺」という名称の由来や誕生の経緯、国内での普及の過程を解説。名刺箱や女性名刺の変遷など、社会の変化とともに名刺文化がどのように発展してきたかを紹介します。

名刺づくりの現場と技術を可視化

山櫻の「八王子の森工場」にフォーカスし、名刺用紙が完成するまでの工程を紹介。あわせて、かつて名刺づくりに使われていた機械も展示し、当時の工程を体感できます。

特徴的な名刺から見る「紙と表現」

和紙名刺や人間国宝名刺など、山櫻がこれまで手がけてきた特徴的な名刺用紙や加工技術を展示。紙素材や加工の違いによる表現の広がりを伝えます。さらに、来館された方だけが見られる、ある「特別な名刺」も展示しています。

平井希昌の実物名刺を公開

幕末から明治期に活躍した官僚・外交官、平井希昌の実物名刺を展示。当時の名刺文化を具体的に感じられる資料として公開します。

※平井希昌…幕末にロシア・オランダとの安政仮条約翻訳をはじめ通弁業務に従事し、長崎奉行所通弁御用頭取として活躍。中国語・英語・仏語に通じ、日本初の公設英語学校「洋学所」(後の済美館)の学頭となり、中江兆民や西園寺公望にフランス語を教えた。明治政府では外務・教育両面で要職を歴任し、勲章制度整備に貢献。著書・翻訳も多数残し、明治天皇の通訳官としても随行した。(平井家当主寄贈 冊子より抜粋)

地域文化との接点を提示

博物館誕生の背景にある「すみだ3M運動(※)」を紹介するほか、墨田区とゆかりの深い葛飾北斎をテーマに、紙製品を通じて地域文化とのつながりを示します。

※「すみだ3M運動」:墨田区が1985年から推進する、地域産業・文化のPRを目的とした取り組み。

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