私たちは、再生紙を利用した名刺用紙の販売を業界に先駆けて開始して以来、非木材紙、間伐材、森林認証紙といった環境性の高い原材料を利用してきました。最近では、環境保護から一歩進んだ形での社会貢献も視野に入れた「人にもやさしい」製品の企画・開発に力を注いでいます。
私たちの紙製品(約3,500アイテム)すべてが「選択してもエシカル」、「選択しなくてもエシカル」になることを目指し、2025年までには規格品の95%をエシカル対応製品とすることを目標に掲げています。
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エシカル製品の総合カタログはこちらをご覧ください
http://contents.yamazakura.jp/cms/trad/PDF/products/digitalbook/ethical.pdf
エシカル製品の環境ロゴマークについてはこちらをご覧ください
http://contents.yamazakura.jp/cms/trad/PDF/products/digitalbook/kankyorogo.pdf
FSC®認証制度とは、森林を適切に管理し、環境や地域社会に配慮しているかどうかを、第三者認証による徹底したシステムで評価し、認証する仕組みです。認証紙の利用促進は、適切な森林管理を行う林業者を支援し、森林保全に貢献することにつながります。FSC®の認証林は欧州、北米、中南米、アジア、アフリカなど全世界にわたっているので、世界に通用するグローバルな環境PRが可能です。
フェアトレードは、製品を作る人の健康と経済、環境保全を支援する「公平な貿易」を実施する仕組みです。バナナ、カカオ、コーヒー、綿花などに加えて、近年では紙の生産も行われています。フェアトレードペーパーは、アフリカのザンビアで廃棄されるだけだったオーガニックバナナの茎から繊維を取り出し、古紙または森林認証パルプを加えて作られました。生産地の環境と貧困の問題に同時にアプローチする紙として、いま注目を集めています。
「東北コットンプロジェクト」で栽培された綿(コットン)の茎から採った繊維と森林認証パルプを原料に生産された紙です。「東北コットンプロジェクト」とは東日本大震災の津波被害により稲作等が困難になった農地で塩に強いとされる綿を栽培し、さらに紡績、商品化、販売まで一貫して行うことで東北での新規農業形態を支援する共同プロジェクトです。綿の茎を使用したこの名刺は、栽培農家による復興への挑戦を支援しています。
〈東北コットンプロジェクトとは〉
東日本大震災の津波被害により稲作等が困難になった農地で綿を栽培し、さらに紡績、商品化、販売までを一貫して行うことで東北での新規農業形態を支援する共同プロジェクトです。
グリーン電力※を使用して生産された紙です。グリーン電力紙を使用することで地球温暖化対策に取り組むことができます。
製造過程までで発生するCO2排出量(原材料調達・生産・輸送まで)を、再生可能エネルギー電力の活用と、J-クレジットによるカーボン・オフセットを行い、CO2排出量を実質ゼロにしたカーボンニュートラルな製品です。
〈J-クレジットとは〉 省エネルギー機器の導入や森林経営などの取り組みによる、温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。
「bioReプロジェクト」から生まれたタンザニア産オーガニックコットンの落ち綿と、森林認証パルプを原料に生産された紙です。オーガニックコットンとは農薬や化学肥料を使用せずに有機農業で栽培された綿花です。有機農業は環境負荷を抑えるだけでなく、農家の自立支援や児童労働の禁止、フェアトレードなど包括的なアプローチで持続可能な農業の実現を目的として、全プロセスで第三者認証機関に検査・認証されています。
〈bioReプロジェクトとは〉
スイスのREMEI社が中心となり1991年からインド、1994年からタンザニアで始められたオーガニックコットン栽培のプロジェクトです。
適切に間伐された森林は、太い幹としっかりとした枝葉によってCO2吸収量の拡大に貢献します。また、国産材(間伐材)の利用推進は適切な森林管理を行う地域経済への波及効果につながります。
国産竹を原料に使用した紙です。強い繁殖力を持つ竹は周囲の里山や森林を侵食し、地すべりなどの災害を引き起こすとされています。そのため、放置竹林の拡大は全国的な問題となっており、竹パルプの有効活用が期待されています。
バガスを原料に使用した紙です。バガスとは、サトウキビから砂糖やバイオマ スエタノールを生産した後に排出される、茎や葉などの絞りカスです。年間12億トン生産されるサトウキビから、約1億トンのバガスが発生します。廃棄されてしまうバガスを紙の原材料として使用しているため、廃棄物の有効活用につながります。
紙をリサイクルすることで、紙ごみが資源として甦り、森林資源の節約につながります。近年はボール紙(板紙)のほか、書籍や雑誌、印刷用紙などへの再生利用が進められています。エコマーク認定製品や、グリーン購入法※に適合した製品をご用意しております。
※グリーン購入法 : 国や独立行政法人などの機関が、環境に配慮した製品(環境物品)を優先的に購入し、環境配慮型製品の需要拡大を目的とする法律。封筒の場合は、「古紙パルプ配合率40%以上であること」などが適合基準となります。
※ 認定基準(封筒):古紙パルプ配合率40%以上であること 他
メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)コンペティションで受賞した作品を製品化したり、お客様の声を形にしたアイデア製品など、誰もが使いやすく、わかりやすい製品を企画・開発したりしています。
山櫻はNPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会の正会員です。
NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会
〈メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)とは〉
NPO法人MUD協会並びに全日本印刷工業組合連合会・MUD推進プロジェクトでは、全ての人に優しく、より多くの人が快適に利用できることを目的とした「MUD活動」に取り組んでおり、ユニバーサルデザインに対応した印刷物をはじめとする様々なメディアの研究を進めています。